2010ファンフェスタin箱根

 9月24日から26日まで三日間箱根にいた。二回目になる「2010ファンフェスタin箱根」に参加した。この会は「ふれあい囲碁大会」の続きとして計画されたもの。
 参加者は130名ほど。
 指導プロ棋士は孔令文六段・倉橋正行九段・下島陽平七段・瀬戸大樹七段・万波佳奈四段・謝依旻五段。
 特別ゲストとして金秀俊(キム スジュン)八段。初日は遠くから帰ってきたばかり、二日目の朝からの参加となる。しかも一日だけだった。特別ゲストの棋士の場合は本格的な指導碁。有料で、料金は碁の助成のために寄附することが決まっている。
 瀬戸大樹七段は好調で本因坊リーグ入りが決まった。
 謝依旻(Xie Yimin)五段は初参加。ここ数年は女流のトップを走っている。
 万波さんは最近調子を上げており、第4回大和証券杯に優勝している。
 閉会の挨拶で、万波さんがにこにこしながら「ある棋戦で強い人と対局することになっています」と言えば、続いて謝さんがにこりともせず「(挑戦を)待ってます」とキッパリ。満場が沸き返った。
 今回はカメラを持っていかなかったのだが、写真を貰うことができた。

 謝依旻さんは対局中は碁に集中している。万波佳奈さんは子供相手にきゃーきゃー言ったりしながら対局。
 さて、私の成績だが、黒星が先行して、一日目は1敗1勝、二日目の午前中も1敗1勝。ところが午後は連勝して、トータル4勝2敗。三日目は手空き。
 優勝者は5勝1敗で、4勝2敗が4人。私は外されて二位三位は他の人がなった(直接対局や年齢で決定)。わたしは優勝者に土を付けたのが評価されたのか、敢闘賞を貰った。
 二日目の午後から体調が悪くなり、対局後は早々と部屋へひきあげた。牛乳も飲まないように用心していたのに。
 宴会もそこそこにひきあげ、夜の講座も聴くことができなかった。

 万波さんの講座は聴き応えがある。わたしは聴くことができなかったので、三日目の自由対局でオトトさんに連敗してしまった。
「万波さんが、危ない石は早めに逃げろって言ってましたよ」
 その少し前にわたしが連勝し、「もう、たくせんさんとは遊んでやらない」と宣言していたのだ。万波さんの講座を聞いて、闘志が湧いたらしい。このオトトさんは準優勝。前回は優勝し、昇段しての快挙。

謫仙(たくせん)

(2010.10.1)


もどる