参考図 |
貴公子の推奨は黒1のブツカリ。梵天丸さんが正解でした。この手は白からのキリを防ぎ、白3子のダメを詰める一石二鳥の手となっている。ototoさんの黒Aのボウシ、マーベラスさんと謫仙さんの黒Bの一間、亜Qさんの黒Cの二間はいずれも白3子を直接責めようとする手。これらの手に対しては白1のブツカリ、黒8の二のハイの後、白9の四のハネが利くと、白5の三のキリが残り、黒の3子、あるいは、4子が浮いてしまう。白は他に弱い石がないので、黒の厚みが消えてしまうでしょう。黒1という好手があるのに、白に切らせる道理はないでしょう。
第六譜(78-96) |
実戦は黒78のへこたれたツギ。これは繋がっただけで、白79、81と白が好形に収まる。さらに、白95までとなり、この白は完全に生きてしまった。黒はここで戦意をかなり喪失してしまった。最後まで並べて、7目負けだった。
本シリーズを書いて、皆さんから色々な回答をいただいて思ったことは、「アマのいうことはあてにならん」ということでした。ただ、謫仙さんもいわれるように、責任のないアマだからこそ、好きなことがいえるという気楽さがあります。
ということで、私の書いたことも間違っているところがあると思います。次の千寿会にでもプロの先生に聞いて、疑問点を解決しておきたいと思います。皆様、おつきあいどうもありがとうございました。
かささぎ
(2009.2.6)