私がはずしたこの一手4(ユーホー六段の記憶力にびっくり!!)

出題図

 過日千寿会にて熊六段にご指導戴く機会を得ました。(今回は実名を披露させて戴きます) 昨年6月以来久々の二回目でした。打ち進めるうちに前局と同じ定石が現れました。

 とその時先生から「昨年打ちましたね?この定石を打たれるアマチュアの方はあまりいないので思い出しました。たしか非常に細かい碁だった様に思いますが?」とのお言葉にビックリ。

 数多くの対局や指導碁を打たれる中、いくらあまり指導碁に出てこない定石とはいえ、その結果まで覚えているとは!プロ棋士の頭の良さを垣間見た思いでした。覚えていてくださったこともあり、また親切なご指導と明るいお人柄にすっかりファンになってしまいました。

 因みに前局の結果は持碁でした。その指導碁から出題します。(昨年6月に打たれたものです)今までの出題と結果を私なりに総括しますと、私の頭の片隅にもなかった着手は正解率が悪く、頭に少し浮かんだ着手は正解率がいいように思います。そういう意味では今回は比較的正解が多いかと思います。是非とも皆さまに記憶力のエピソードを披露したく、問題は付け足し気味かと思いますがお付き合い下さい。

 局面は黒のカケに白に腰のひけたような手で対応されたところです。この局面での黒の着手を問います。私は正解手をはずし、局後のご指導に納得しました。一手でOKです。

梵天丸

(2013.3.4)


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