私がはずしたこの一手1(解答編)

正解図

もうタイムアップだろうと思って今朝iPadを見たら、パパさんが滑り込んでいました。気になっていたんですね。執念に脱帽です。

パパさんご指摘の黒5-十のキリが盤上この一手とのことです。このキリに白は手抜きも抵抗もできません(黒4-十三からの絞りがあまりに厳しい)正解図一間にトブくらい。ここで白を抱えておいて十分との事でした。実戦ではまったく気づきませんでした。(出題図としてだしてもなかなか正解が出てこないくらいの盲点?なので、気がつかないのは当たり前かも!)たくせんさんにファールチップ気味のコメントがありドキッとしましたが、シボリの図をイメージされなかったものと拝察します。ただ何かピンとくるものがあったようで、やはりたくせんさんは何か持ってられるのでしょうか?

私が中央左の白の浮石は好形なので、なかなか迫れないと思っていたとK八段に云ったところ、浮き石はキズや攻めの糸口が見つかれば一気に碁の流れが変わるので、何かないかとしつこく見ないとだめですとの事でした。

実戦図

実戦の経過をコメントします。私の打った手は実戦図の黒74です。上辺のキリを防ぎつつ、中央右の目のない白石へのボウシを見たなかなかの手と思っていましたが、先生曰く普通の手。見事に両方の白に地を持ってしのがれ息の長い碁になってしまいました。途中白の89(7-十四のつけ)を5-十キリのシチョウあたりと気づかず手拍子で挨拶しているあたりも未熟感満載です。

以上皆さまのご参考になれば幸いです。初参加のROY(将月)さん、次回の参加お待ちしてます。私の指導碁から、このような問題をピックアップし、またまた至福の高揚感を味わいたく思っております。その節はまたお付き合いください。

梵天丸

(2012.11.30)


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